鉄路を駆ける日々

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【実践】東京〜小倉間同日乗継の限界旅【青春18きっぷ2019夏(1)】

憧れの青春18きっぷの頂点を極める旅、行ってきました!

行程

ここまで書いてあるとおり、途中に乗り換えの余裕などほぼ無いに等しい。つまり一度のミス、一度の遅延が命取りなのだ。

1.長津田4:54→東神奈川5:17(横浜線[各駅停車]東神奈川行)

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いきなりタイトル詐欺。。まあこのために東京駅で夜明かしする気にはなれないし、所要時間は変わらないのでゆるしてね。

始発にもかかわらず車内はなかなかの混雑。こんな時間なのにキャリーバッグを持って新横浜で降りていく集団がいましたが、まだ新幹線の改札も開いてないのに何処に行くんですかね…もしかしてリムジンバス?

 

 

2.東神奈川5:18→横浜5:20(京浜東北線[各駅停車]大船行)

言うまでもなく最短時間の乗車。

 

 

3.横浜5:28→小田原6:21([普通]小田原行)

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ここから正規ルート^^;

一応横浜でも座れたが、号車によってはそこそこ立ちが出ていた。横浜で入れ替わりがあるので川崎までに乗れるならそれに越したことはないだろう。そしてここから最低でも名古屋くらいまでは共に行動するであろう”剛の者”と遭遇するので、小田原や熱海の乗り換えを見て頼れるプロフェッショナルを見つけておくと今後の乗り換えで有利かも。

※(今後のチャレンジャー向けのワンポイント*1 )次の熱海行きの先頭は5号車付近。11両目以降やグリーン車より前に乗ってても恐らく間に合うが、朝から疲れるので真ん中が無難。

 

 

4.小田原6:22→熱海6:45([普通]熱海行)

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2019年の初日の出(根府川駅構内)

1日2本のレアな5両編成でした!(←何も嬉しくない)

相模湾のすぐ横を走る区間として有名で、このように美しい日の出を見ることができ…なかった…

(参考記事:初日の出臨時列車)

www.myrailwaytravel.net

※階段に近いのは1号車と3号車の前寄り(?)

 

 

5.熱海6:49→浜松9:18([普通]浜松行)

さようならJR東日本。こんにちはJR東海。

階段を駆け上がる先頭集団の後を追ってゆっくり乗り換えると、浜松までの2時間半を過ごす列車は前が313系、後ろが211系のオールロング6両編成だった。そこそこ長めだったので余裕で座れたが、途中の沼津からはずっと立ち客の出るほどの混雑であった。某ニュースサイトによると寝るのに最高だそうが、残念ながら実際には全く寝るのに向かない。端っこの席を取れたとしても仕切りが低すぎてもたれかかることはできなかった*2し、前に突っ伏すと早くも身体を痛める可能性が高く、かといって後ろの窓にもたれても支えが無く隣に衝突してしまう。これだから静岡は…


立体型アイマスク 耳栓付き

こんなハイスペック(?)なアイマスクがあれば眠れるのかな?

※浜松で確実に座りたいなら3号車以降に乗っておくべき。対面乗り換えなので階段に邪魔されない4号車あたりが最適か?

※1号車にトイレがあるので前の方が良い。

 

 

6.浜松9:24→豊橋9:57([普通]豊橋行)

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静岡のヌシ(浜松駅)

ここまでは6両だったものが一気に3両になったのでかなり混雑していたが、浜松で降りる客と乗り換えの客、さらに後続の直通新快速待ちの乗客が交錯していただけで実際には真ん中の車両なら座れた。ここで常時股を大きく広げて2席分占領しようとする大男に出会った。彼とはこの後大阪あたりまで行動を共にすることとなるが、全ての列車でそんな感じであった。。。

 

 

7.豊橋10:02→大垣11:32([新快速]大垣行)

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名古屋には名鉄が先の到着です(豊橋〜蒲郡間)


静岡県に別れを告げて名古屋近郊に入る。普段は階段を急がされる豊橋だが、今回は珍しく向かい側からの発車だった。この旅初の転換クロスに座れて一安心。豊橋から既に立ち客が出ていて、刈谷から名古屋まではこの旅一番の混雑となった。とにかく転換クロスは座れれば天国、立てば地獄。首都圏にはふさわしくないのだ。

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はじめて関西の香りを感じられる場所(金山〜名古屋間)

※ここで座れないと辛いので、同発の名鉄*3に浮気して先行し、金山でこの新快速に戻って名古屋駅で空いた席を狙うのもありかも。後ろ2両は特別車なので移動が大変だが、前の2両まで到達できればかなりガラガラな車内で寛げるはずだ。金山までは1,110円*4。もちろん名鉄が遅れたら終わりだが…

※平日は快速も8両編成なので余裕らしい。

 

 

8.大垣11:42→米原12:17([普通]米原行)

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鉄道の街大垣

一応難所らしい関ヶ原。大垣駅は今日も混雑していて、ダッシュしないというより人が多すぎてダッシュできない状態だった。やっぱり客のモラルというより構造が駄目だよなぁとまた思ってしまったが、どうしようもないらしい。

18期間中は運用が変わっているのか311系に当たった。もとから座るつもりはなかったのでゆっくり移動し、1号車の壁際に陣取って英文を読んで過ごした。

※どこに乗ってても新快速に座れないことはほぼ無いだろう。ただ9号車以降は米原始発ではない上、運転台があって前の方の空席に行けないので、大垣から前の方に乗っておくべき。

 

 

9.米原12:20→姫路14:47([新快速]姫路行)

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なんか遅れてるらしいですね(大阪駅)

さようならJR東海。こんにちはJR西日本。あと12時間ほどお世話になります。

新快速は北陸線からの直通だったが、それでも座席は選び放題*5で、ここまでの混雑が嘘のようだった。やはり12両編成の輸送力は偉大。そして特急並みのスピードで飛ばしてくれるのは良いが、時々不安になるような揺れが見受けられた。

この列車の少し前に踏切で車が立ち往生していたようで、幸いにも直接の影響は受けなかったものの、快速が15分も遅れていたために三ノ宮と神戸で連続して快速と対面接続する珍事が起きた。少しの遅れでも命取りとなるので危ないところだった。

※5号車に乗っておけばロスタイムなくえきそばを食べられる

 

 

10.姫路15:03→相生15:24([普通]播州赤穂行)

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唯一のまともなメシ(姫路駅)

姫路は距離的にも時間的にもだいたい折り返し地点。とりあえず15分「も」あるので昼食に姫路名物の「えきそば」(≠駅蕎麦)を頂いた。和風出汁と中華麺の奇妙な取り合わせだが、何故かまた食べたくなってしまう味だ。おいしゅうございました。

乗り換え時間は全てえきそばに費やしてしまったので先を急ぐ。5分前に遅れていた列車が行ったばかりで、かつ8両も繋がっていたのに座席が埋まる程度には混んでいた。ということは次の乗り継ぎは…?

 

 

11.相生15:25→尾道17:56([普通]糸崎行)

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そろそろ眠くなってくるころ(上郡〜三石)

 

ここからが東の関ヶ原と並ぶ(混雑面での)難所、船坂峠区間。車両は223系の8両編成から半分の115系4両に減り、岡山まで立ちっぱなしの人も居たようだ。個人的に115系といえばグンマーを走るボックスシート、そして「ドアは手で開けてください」のイメージだったのだが、流石は超都会岡山の輸送を担うだけあって、ふかふかの転換クロスとドアボタン付きの新型車両(当社比)で、しかも自動放送(なお鳴らすのは車掌の模様)まで付いていた。

岡山では“一般客”が総入れ替えとなり、最早別の列車のようであった。ひとつ気になったのは、岡山県に入るとモンスターエナジー(500ml)を片手に乗ってくる客がにわかに増えたこと。岡山県民はそんなにエナジーを欲しているのだろうか?

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とうとう晴れてくれなかった(東尾道〜尾道)

 

 

12.尾道18:06→糸崎18:14([普通]三原行)

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末期色で行く末期的行程(尾道駅)

 

相生からの列車でそのまま糸崎まで行けるのだが、周りに何も無いことに定評のある糸崎に30分も滞在しても仕方がない*6ので尾道で途中下車。糸崎を過ぎると小倉まで乗りっぱなしなので何か買いたかったが、広島土産を買ったら時間切れ。

 

 

13.糸崎18:29→徳山21:57([普通]徳山行)

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人の気配が感じられない糸崎駅前

糸崎ではやはり前評判の通りセブンイレブンしかなく、結局他の18きっぷ勢と共に唐揚げ棒とおにぎりというベタな飯を買った。

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遂に広島圏へ!(糸崎駅)

 

ここからの列車はだいたい岩国までのところ、この1本だけは何故か徳山まで行く。糸崎から徳山まではなんと184kmもあり、新快速に次いで長い距離を乗ることとなった。また広島を通る列車は全て(本当に)最新の227系に統一されており、この列車も例外ではなくカープ色である。つまり貴重な227系の徳山乗り入れ運用なのだ。

次の三原を過ぎると急に山の中に分け入り、夕暮れの渓谷沿いを右に左に曲がりながらひたすら西に向かっていく。幹線ながらも素晴らしい景色であった。

山並みが途絶えるとそこは広島の街。豪雨災害前の平日ダイヤだとこの列車は広島止まりで、疲れが溜まっている中で帰宅ラッシュに巻き込まれる羽目になっていたのが、有り難いことに復旧ダイヤでは座ったまま広島をスルーできるようになった。とはいえ今日は日曜。広島を過ぎても車内はガラガラのままだった。

 

 

14.徳山21:59→下関23:49([普通]下関行)

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ふかふかすぎる転換クロス


徳山からは再び115系に戻ったが、熱海からここまでずっと3扉だったものが2扉になってしまった。どうやら3000番代といって山口が田舎なのを考慮して特別仕様になっているようだ。岡山の115系はもともとボックスシートだったのをJR西日本仕様の転換クロスに取り替えたものだったのに対し、こちらは国鉄時代からの座席で形が違う。いざ腰掛けてみると、背中のところがめちゃめちゃふかふかで癒された。山口のどこが苦行であろうか。

 

 

15.下関23:50→小倉0:04([普通]小倉行)

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遂に最後の1本になってしまった。取り敢えずここまでの定時運行に安堵すると同時に“18きっぷの頂点”的な使い方*7を達成してしまったことに一抹の悲しみも覚えた。

ここからはJR九州に入り、直流電化の下関と交流電化の門司の両方に対応した415系に切り替わった。数年前までは常磐線で見られた車両なのでちょっと懐かしい。

下関では撮り逃したけど「九州方面行最終列車です」という電光表示がなんかじわりときた。青函トンネルを通った時*8は「あと◯分で入ります」とか「ただいま最深部」とか「北の大地にようこそ」だのやたらと気分を盛り上げられたが、関門トンネルは極めてあっさり。外も真っ暗なのでいつ入ったかもよく分からないほどで拍子抜けした。それでも県境と思われるあたりに縦の蛍光灯があったので、心の中で九州入りを祝福した。

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昔の常磐線はここで体験できる(下関〜門司間)

古い車両なので交流区間に入る直前に電気が消えた。もう関東ではなかなか見られない光景だ。23時58分、本日中に門司を出発し、勝利が確定(笑)

(参考記事:常磐線で電気が消える列車)

www.myrailwaytravel.net

 

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ゴール!

そして0時4分、ぴったり定刻通りに小倉に到着!定時運行に感謝。

 

※疲れ果てて次の日の飛行機で戻るような弱虫どもとは違って18きっぷの旅はまだまだ続きます…

 

 

わかったこと

  •  1本の猶予も無いのは精神的に辛い
  • 食料以上に飲み物の備蓄が大事
  • 自習室よりも勉強が捗る(12時間以上確保できた)
  • 静岡は死ぬほど眠くないと寝るのは難しい
  • 名古屋の新快速は結構混む
  • 大垣はいつ行っても殺伐としてて水まんじゅうを楽しめる雰囲気ではない
  • 米原で新快速に乗り換えた時の爽快感は異常
  • 新快速を降りるとほぼ同業が居なくなっててなんとなく悲しい
  • 岡山は超都会
  • 岡山人はエナジーを欲している
  • 福山は実は岡山県ではなかった
  • 糸崎にはやはり何もなかった
  • 岩国は実は広島県ではなかった
  • 山口は基本ガラガラで座席も快適なので辛くない
  • 0時に関門海峡を越える人は意外と多い
  • だいたい3人くらいは小倉まで同じ行程をたどっていたらしい
  • 小倉で日付が変わってから入れるホテルが少ない

 

 

各県にかかった時間

  • 神奈川県:1時間48分
  • 静岡県:3時間8分←まあまあ長い
  • 愛知県:1時間25分
  • 岐阜県:45分
  • 滋賀県:1時間6分
  • 京都府:16分←逢坂山潜って鴨川渡って梅小路見たら終わり
  • 大阪府:26分
  • 兵庫県:1時間55分
  • 岡山県:1時間43分
  • 広島県:3時間17分*9←意外と長め
  • 山口県:3時間15分←1位
  • 福岡県:10分

 

(次の記事:北九州第一ホテル)

www.myrailwaytravel.net

 

ご覧下さいましてありがとうございました!

*1:2019年度の日曜日の状況です

*2:特に313系

*3:快速特急新鵜沼行、3番線から

*4:中間改札は無いので車掌に申し出るか金山で精算

*5:直通といってもすぐそこの長浜始発、かつ8両分は米原始発だから当然ではある

*6:糸崎には駅弁屋(の工場)と24時間開放の道の駅があります!良い駅です!

*7:もちろん稚内〜枕崎とか日本一周だとかまだやりようはあるが、これが一番有名な使い方なのは確かだ

*8:新幹線になってからは未乗なのでわかりませんが

*9:待ち時間28分込み