鉄路を駆ける日々

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次世代通勤特急は指定席主体!神戸線通勤特急「らくラクはりま」の概要をまとめてみました!

本日突然発表された神戸線の通勤特急「らくラクはりま」。その詳細をまとめてみました。

※運行時刻が正式に発表され、姫路6:21→大阪7:21、大阪19:04→姫路20:08と判明しました。

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名称

名称は「らくラクはりま」です。琵琶湖線の通勤特急「びわこエクスプレス」と対になる存在といえるでしょう。それに倣って「はりまエクスプレス」とならなかったのは、後述の通り座席の構成が違うからでしょうか。

運行概要

プレスリリースから引用します。

朝通勤時間帯
姫路駅→大阪駅 1本(平日のみ運転)

夕通勤時間帯

大阪駅→姫路駅 1本(平日のみ運転)

(中略)

※注釈:運行開始時期、運転時刻等の詳細については、決まり次第お知らせいたします。

1日1往復とはいえ、「びわこエクスプレス」と同程度で試験的という感じはあまりしません。

停車駅は、三ノ宮・神戸・明石・西明石・加古川です。西明石と加古川に初めて(?)定期特急が停車しますが、東西線からの着席需要がありそうな尼崎は通過します。

プレスには運行時間帯は明示されていませんが、可能な限り推測してみます。

まずは朝ラッシュ時。関係する特急列車の時刻から推測してみます。

・JR神戸線「スーパーはくと2号」

姫路8:13→大阪9:19

・琵琶湖線「びわこエクスプレス」

米原6:03→大阪7:31

同区間を走る「スーパーはくと」の一番列車はピーク後で、それ以前には有料特急はありません。「スーパーはくと」は本来通勤特急ではなく鳥取と京阪神を結ぶ都市間特急なので、「らくラクはりま」の影響は受けないでしょう。また、対となる「びわこエクスプレス」がピーク前に運行されていることを踏まえると、「らくラクはりま」も同様にピーク前(大阪着7:15〜7:30頃)に運行されるのではないでしょうか

その上で車両が「くろしお」用の289系であることを踏まえると、大阪到着後は折り返し「くろしお」運用に入る可能性があります。しかし、現行の運用では全て新在家・紀伊田辺・白浜出庫なので「らくラクはりま」運用を組み込めません。もちろん平日のみ予備車を使って「らくラクはりま」を運転することも可能ですが、それであればわざわざ遠くの日根野車を使う必要性がないので、その可能性は極めて低いでしょう。以上より、来春に「くろしお」の運用変更が行われる可能性が高いのではないかと考えています。既存の「くろしお」の時刻を用いると、新大阪9:03発の「くろしお3号」が次の運用に適しています*1

次に夕ラッシュ時。現在の関係する特急列車の時刻は以下の通りです。

・JR神戸線「はまかぜ」「スーパーはくと」

大阪17:26→姫路18:21

大阪18:04→姫路19:08

大阪20:06→姫路21:07

・琵琶湖線「びわこエクスプレス」

大阪20:36→草津21:27

大阪21:36→米原22:59

朝ラッシュ時と違い既にそれなりの本数がありますが、「びわこエクスプレス」と比べてみると遅い時間帯の便が無いことがわかります。大阪発19:00頃も需要は見込めそうですが、既存の特急より遅い時間帯に絞られるとすると、大阪発21:00〜21:30頃が妥当ではないでしょうか。先程と同様にして「くろしお」を当てはめると新大阪19:20着の「くろしお30号」が適当でしょうか。姫路到着後23時頃には網干に入庫できるはずです。

以上をまとめると

…新宮15:06発「くろしお30号」→新大阪19:20着→向日町で整備→大阪21:30頃発「下りらくラクはりま」→姫路22:30頃着→網干で滞泊・整備→姫路6:30頃発「上りらくラクはりま」→大阪7:30頃着→向日町で整備→新大阪9:03発「くろしお3号」→白浜11:37着…

となりそうです。

過密ダイヤの神戸線に特急を挟むのは容易ではなさそうですが、夜については大阪始発新快速のスジを適用できそうです*2。朝は姫路6:24→大阪7:32の新快速の直前ならなんとか入りそうです。

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JR京都線神戸線321系 基本(3両)

車両・編成

289系J編成の6両編成で運行します。オーシャングリーンの帯を纏う「くろしお」用の車両です。

9両中6両を自由席が占める「びわこエクスプレス」とは対照的に、自由席は2号車と3号車のみという指定席主体の構成です。なお、1号車(姫路寄り)の半室はグリーン車で、残り半室は女性専用の指定席となります。男性の方はご乗車できません。

料金・割引

正規料金やチケットレスの特急料金は「スーパーはくと」「はまかぜ」などの既存の特急と同じで、自由席特急券は共通利用できます。そして、これまで主に「スーパーはくと」用として販売されてきた「神戸線自由席回数特急券」も継続販売されます。一方、同じ指定席を1ヶ月間押さえられる特急定期「マイシート」の発売はまだ発表されていません。

姫路〜大阪間で料金を比べてみました。

  • グリーン車:¥2,250
  • 指定席(通常期):¥1,490
  • 一般販売チケットレス:¥1,290
  • 自由席:¥970
  • 自由席回数券:¥780
  • J-WESTチケットレス:¥720

(参考:新幹線自由席…¥1,730)

J-WESTチケットレス(やマイシート?)で指定席を取るのを前提にしつつも、ネット予約をしない飛び乗り客に自由席という選択肢も用意する感じでしょうか。

発売と検札にコストのかかる自由席や紙の回数券を廃止してJ-Westカード+e5489に誘導する大きなチャンスですが、それでは利用客が見込めないのか、余程根強い人気があるのか、中途半端に自由席が残されています。これならいっそのことJR東日本に倣って全車指定席化するべきだと思いましたが、関西では難しいのでしょう。

まとめ

新快速への「Aシート」導入を控え、着席サービスの拡充を続けるJR西日本。日中は高頻度の「Aシート」、需要の多い朝夕は特急車両の間合い運用で大量快適輸送という形になっていくのでしょうか。今後の動きを注視したいところです。

 

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ご覧下さいましてありがとうございました。

*1:新大阪9:32発でも良いですが、新宮で折り返し30号となり、新在家に戻れない無限ループが発生してしまうので運用変更が無い限り厳しいでしょう

*2:若干の修正は必要ですが