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【乗り得】キハ185系普通列車仕様車乗車記<松山→伊予市>【バースデイきっぷ四国豪遊(9)】

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【1日1本】特急モーニングEXP松山乗車記【バースデイきっぷ四国豪遊(8)】

新居浜から特急「モーニングEXP松山」に乗って松山にやってきました…

ここからは”キハ185系の普通列車”に乗り換えます。

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キハ185系について

国鉄末期に導入されたキハ185系は、一躍JR四国のエースとして「しおかぜ」「南風」といった看板特急で活躍しました。しかし、振り子式気動車2000系の開発を成し遂げた上、予讃線電化で「しおかぜ」を電車化したJR四国はこれらの特急からキハ185系を撤退させ、登場から5年余で早くも余剰となってしまいました。一部はJR九州に売却され、久大本線や豊肥本線の急行形車両の置き換えに使われましたが、四国に残留した車両もまた徳島線などで急行形車両の置き換えと特急格上げに貢献しました。更に、「うずしお」用のN2000系が導入されたことでキハ185系はますます暇を持て余すこととなり、普通列車運用を中心にまだまだ残っていたキハ58系を取り替えるため、普通列車にまで転用されることとなってしまいました。特急形としての登場からわずか14年の悲劇(?)でした。

松山では唯一の固定2両編成の車両として学生の利用が多い列車に集中して運用されているほか、市坪駅前の坊ちゃんスタジアムへの多客輸送にも貢献しています。しかし、日中はその過大な輸送力を持て余し松山や宇和島で昼寝しているのが現状です。せめて週末だけでも海回りの普通列車に使い、車で乗り付ける人の多い下灘駅へ少しでも列車利用を促して欲しいところです。

松山転属後一部が特急仕様に戻されるなど小さな変化はありましたが、基本的には松山以南をのんびりと走り続けて来ました。2000年の転用から20年近く経ちましたが、今のJR四国は日夜振り子を効かせて過酷な運用を続ける2000系気動車の置き換えに精一杯となると思われること、運用が少なく走行距離が短いこと、徳島のキハ40系、48系の方が置き換えを要することなどから、引退は当面先となりそうです。引退の理由が「学生の減少で2両編成が不要になったから」とはならないように祈っています…

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乗車記<松山→伊予市>

松山7:22→伊予市7:39

JR予讃線<普通>伊予市行

 

乗車する松山発伊予市行は八幡浜発の始発列車から折り返しの運用です。ホームには祝日にも関わらず学生が待ち受けていました。休日でも部活があるのでしょうか…それでも座席は4分の1未満しか埋まらず、1人でボックス席を独占できました。

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格下げ時には省力化のために手を加えられたものの、今でも特急時代の座席がそのまま使われています。座席のリクライニング機構は廃止され、座席のカバーが取り替え不要なレザー式となりましたが、それでも座り心地は通常のロングシートとは雲泥の差です。回転作業を省くためか初めからボックス配置で運用に入りますが、回転機構自体は生きているので、乗客が勝手に進行方向に向けることも可能です。

松山を出るとすぐに市坪(スタジアムと正岡子規の幼名に因んで愛称は野球<の・ボール>駅)に着きました。巨大な坊ちゃんスタジアムもまだこの時間は無人で、駅の利用者もまばらでした。

北伊予を過ぎると右手に広大な線路群が見えてきました。これは松山運転所の移転用地で、2020年には隣接地に新駅(南伊予駅)の開業を控えています。この移転により松山駅の高架化工事が大きく前進しますが、果たして完成はいつになることやら…

快適な座席に身を委ねていると、あっという間に終点伊予市に着いてしまいました。伊予市行きの列車は大抵その先の伊予大洲方面への接続がありますが、この列車は接続列車がありません。他に列車もなく駅は静寂に包まれていました。

キハ185系は伊予市からは再び松山行きとして折り返して入庫しますが、私は時間が無かったので先に出る「宇和海」で戻りました。

 

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【絶景観光列車】伊予灘ものがたり(大洲編)乗車記<松山→伊予大洲>

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